CRADLE OF FILTHの新譜が出てますよ2008年10月25日 17時46分

「GODSPEED ON THE DEVILS THUNDER」10月22日リリース済。
うひょう。

明日買いに行こうかと思ったんですが…。
今手にしたら、 BEHEMOTHの予習をほったからす可能性もあって、いや、いまさら一夜漬け受験勉強のような事をしてもしょうがないんだけども。
とりあえず、BEHEMOTHライヴの時に購入する予定。

ひとりの人物についてのコンセプトアルバムと言えば「CRUELTY AND THE BEAST」以来ですね。ダニは「歌詞を読んでほしい」と言っているようで、ええ、そんなの既に望むところです。

ネタはジル・ド・レイですか。彼はエリザベス・バソリーと並んで、サタニズムやアンチクリスチャン関連の書籍には必ず名前が出てくる有名人ですけれど、メタル関連の歌詞のテーマには、あまり見かけない気がしますね。私が知らないだけかもしれないけど。

伯爵夫人の場合は若い娘を殺してその血を浴びた貴婦人云々、というシチュエーションがいかにもメタル好みでありますが、ジルの殺戮の対象は幼い「男の子」だから…メタル的には敬遠されがちなテーマではある気がします。

でも、悪魔と関連づけるのはどうかと思いますけどね。やったことは疑いもなく悪魔的所行なんだけど、ジル自身がサタニストでもアンチクリスチャンでもないということは、尋問に対して口を割らなかった彼が、「(キリスト教会から)破門する」と言われた途端に白状してしまった事からも明らかなんで。(もっとも、サタニストというのは、裏返したクリスチャンだと私は思っていますけどね…)

ただ、私がジル・ド・レイの話をまとまった形で読んだのは渋沢龍彦(正式な漢字が出ないのでこれで勘弁)の「異端の肖像」なので、いくらか割り引いて考える必要はあるかもしれない…。なんでかというと、彼の文章に書かれているのは、いくぶん創作として伝えられている事柄も多いからです。

歴史学的に正しいかどうかは(そんなものは現在では100%わからないけど)また別の話。もっとも、我々が創作されまくったジル・ド・レイ伝を聞いても、特に困ったりはしませんが。とはいえ歴史学として正確なジル・ド・レイ伝があったら、自分は読みます。

それにしても意味深なアルバムタイトルだな…どういう風に読んだらいいのかな。DEVILS THUNDERにネイティブじゃないとわからない表現がなければ、「悪魔の雷に祝福あれ」って感じでしょうか。

ところで、ロードランナージャパンのCRADLE OF FILTHページを見たら、エイドリアン・アーランドソンがいたので驚きました。脱退したって聞いたんですけどガセだったんでしょうか?


※(帰宅後確認、修正)エイドリアンは脱退してます。ロードランナージャパンのバイオおよび写真が古かっただけだった。メンバーチェンジが激しいバンドだし、面倒かもしれんけど、新譜が出たんだから更新してくれんかのお。

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