新年+コミケ91とサークル休業のお知らせ2017/01/10 02:19

新年は既に過ぎましたがあけましておめでとうございます。

コミケ91にて「闇神楽葬祭殿」に訪ねていただいた方には遅まきながらお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
夏は深刻な体調不良によりスペース内に座りっぱなしだったのですが、今回は割合調子がよく、買い物にも回りました。
しかしながら最終日の帰り道、りんかい線国際展示場駅の前で、大したことのない段差につまずいて盛大にスッ転び、強打した部分の青あざが一週間以上てもまだ消えません……足腰鍛えねばマズい。

さてペーパーでお知らせ致しましたが、当方八槌西流はオフラインでの同人活動をしばらく休業することにしました。やる気や体力の減退が大きな理由ですが、惰性でやって来たことも含め、ここらで色々と見つめ直そうと思ったのもあります。
当分はTwitterやpixivで細々と落書きを上げながら(※希望的観測)、イベントへは一般(含:知人のサークルの売り子)として参加します。

このブログも開店休業状態なので、もうちょっと活用したい物ですが……って毎年ゆうてますが。

とにかくも、2017年は「原点回帰」と「インプット」の二本立てを命題にしたいと思っております。

コミケ91のペーパーはpixivにアップしました。下記リンク参照にて。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=60868196

コミケ90領布情報2016/08/13 01:36

普段のイベント前はバタバタしていて告知など何もしていないのですが、今回は取り急ぎ領布情報告知です。(今回バタバタしてないかと言うともちろんそんな事はありません)

C90の「闇神楽葬祭殿」は3日目の歴史ジャンルに居ります。
(あえて配置番号はここでは明記しません)

新刊:「神功皇后由縁地探訪記筑紫行幸 後編 序」
既刊:「すくねがたり」
   「神功皇后由縁地探訪記筑紫行幸 前編 序」
   「神功皇后由縁地探訪記筑紫行幸 前編 補」

領布価格は全刊100円。

なお当方、ここのところの猛暑にて体調を崩しかけており、状況によっては早めに撤収するかもしれません。いのち大事に。

取り急ぎこんな所で、よろしくお願い致します。

「二ツ星の料理人」を見てきました2016/06/13 01:17

この映画の情報を入手したのはTwitterの洋画ファンのアカウントで、「評価はそれほど高くないようですが…」というようなツイートでした。世間の当作に対する認知度も反応も低い印象。いい気分になって映画館を出た私としては少々寂しかったため、敢えて拙い感想めいたものをまとめてみようと思った次第。ネタバレご容赦。

窓口でチケットを購入したとき、映画館のスタッフ氏に「(二ツ星の料理人を見るとは)映画通」というような事を言われまして、「えっ、この映画ってそんな位置?」と面食らいました。私は大概アメコミものやアクションなどの娯楽大作ばかり見ている人間だし、「某所で見た主人公(アダム)と支配人(トニー)のキスの顛末を確認しに来た」…なんて事は言うつもりもありませんでしたが、鑑賞の動機が不純だというのは自覚していたので。こんなのは単なるきっかけとして昇華すればよいのだと開き直っているけれど、うっかり有料のポイントカードを作ってしまうほどには「申し訳ございません」な気分になりました。

本作の批評界隈で低めの評価は、もしかしたらある種の主人公補正が原因のひとつかなと思いました。アダムに対しては「すぐキレる豆腐メンタル」と評されていてさもありなん、加えて本編中の様子を見ていて、よくみんな見捨てないなあと思ったものです。だから彼は身から出たサビ的に何度も痛い目に遭う。だけど最悪な結果には至らない。彼に恋愛感情を持っているトニーはともかく、何故かみんな最終的にアダムをサポートしている。
これはその、演じてるのがブラッドリー・クーパーだから許されるんじゃないかって気がします。あんな笑顔向けられたらねえ、ああこの人には付いててあげなきゃって気になります。少なくとも私はなりました。ちょっと狡い。

もうひとつ、説明を省き見る側の想像力にお任せする箇所が多々あるため、人によっては「不親切」に思えたかも。トニーがアダムの服のにおいを嗅ぐ場面は、おそらく(ドラッグ常習者は独特な体臭があるらしいので)アダムがドラッグをやっていない事の確認だったと思われるし、アダムの師匠の娘(役名失念)がアダムの借金を肩代わりしたときの「私にも責任がある」というセリフ、アダムが彼女には他と違った表情を見せる事からの二人の過去の推察などその他多数。

そういえば本編では「三ツ星になる」という目標が掲げられていたけれど、最終的に叶ったかどうかが不明で物語が終わるので、その辺りの不満もあるのでしょうか。

○その他内容に付いて思いつくまま挙げてみる。

・当初アダムの肉体を見て「料理人にその“雄っぱい”は必要か!?」などと愚考しましたが、キッチンの様子を見て、必要だと思い知らされました。料理は格闘技。

・バラのデコレーションをしたバースデーケーキ私も食べたい。あの場面のエレーヌの娘のセリフ、予告字幕では「ママの次」だったのに劇場字幕では「二番目」だったんですよ。原語がどうなってるのか気になるので円盤がリリースされたら買うかもしれない。

・本編では当然料理が出て来ますが、レストランの料理にはそれほど食欲はそそられなかった。むしろ、バーガーキングや出店のジャンクフードが飯テロだった。「人は実際食べたものでしか味の想像ができない」っていうからね…(※一流レストランの料理は食べた事ありません…)

・ミシェルが“復讐”を決行したのは、「最初からそのつもりだった」、スタッフをやっているうちに「あっやっぱコイツダメだ」と思った、どっちだったんだろう。

・当初の目的「主人公(アダム)と支配人(トニー)のキスの顛末」の確認は果たしたものの、なぜあそこでちゅーしないといかんかったのかはよくわからないまま。安堵からの喜びとしてもです。いや腐女子的にはかわいらしくて大変ようございましたが。
それにしても「アダムへの倍返し」で客に唐辛子入りの激辛ソースを食べさせるミシェルもアレですが、「ミシュランじゃなかったから結果オーライ」で喜ぶ主人公達もちょっとあんまりじゃないかしら。

傑作かと問われれば、突っ込みどころも沢山あって一概にそうも言えませんが、私はとても気に入ってます。ラストシーンで仲間と一緒にまかないを食べるアダムに私は涙腺が揺るんだんですが、この映画は主人公がそこに至るまでの軌跡を追う作品なんだなと思いました。ここに原題の「BURNT」の意味が生きてくるんですね。
わりとよくあるタイプの映画という見方もあるようですが、私は今までそれほど映画を見て来なかったので気になりませんでしたねえ。変な話ですが、自分はアメコミものやアクションもの以外も鑑賞できるんだと妙な自信を持ちました。個人的な鑑賞後の印象は上々です。ヒラメ料理とワインで乾杯したい気分。

長府ひなまつり2016/02/07 22:12

わが町の事ながら全く知らなかったんですが、下関市長府で三年前くらいからひなまつりイベントを開催しているらしく、美術館に行ったついでに長府庭園(http://s-kanrikousha.com/teientop.html)と毛利邸(http://s-kanrikousha.com/mouriteitop.html)におひな様と吊るし飾りを見に行きました。長府庭園も毛利邸も四十数年この地に住んでいて初めて行きましたよ…余りにも身近だと案外行かないもんですねえ。

ひなまつりイベント自体は3月まであるようですが、吊るし飾りは今日までだったそうで、良いタイミングでした。

長府庭園梅


長府庭園
長府庭園

長府庭園蔵のひな飾り
上のひな飾りはこの蔵ギャラリーの中にあります。
長府庭園蔵

以下は書院内。ひな人形や下げ飾りはそれほど古いものではありませんが、やはり可愛いものは皆好きらしく、昨日も沢山人がやって来たとか(スタッフの女性がそういってらしたらしい:相方談)。
長府庭園書院ひな飾り

左方向の青い光は照明ではなく、外からの光です…写真の腕が酷いだけです。
長府庭園書院下げ飾り

おそらく初参りで使われたであろう小さい着物たち。
長府庭園下げ飾り2

長府庭園下げ飾り3

長府庭園廊下下げ飾り

こちらは長府観光会館のふぐ雛
長府観光会館ふぐひな

長府毛利邸
防府にも毛利邸があるので、念のため「長府」をつけます。
毛利邸

長府庭園の雛たちとおなじく、ひな人形も下げ飾りもごく最近の物だと思われますが、およそ自分の家には縁がなかったので大変雅な気分になります。

毛利邸ひな飾り

毛利邸下げ飾り

おそらく毛利家の姫君着用の打掛。
毛利邸うちかけ

毛利邸ひな人形

毛利邸ひな飾り

大内雛。実は現物を見るのは初めてだったりする…四十数年この地(以下略)
大内雛

他にもまだたくさん写真がありますが、とりあえずこのくらいで。

毛利邸の辺りには神功皇后の宮殿があったという話もあるので、何か面白い物が無いかと庭園を少し歩いてみたけれど、それをやるにはちょっと寒かったですね…もう少し暖かくなってからまた来ます。

下関市立美術館特別展示〜山口の八幡信仰2016/02/07 22:06

今年の1月5日から2月21日開催の下関市立美術館特別展示「山口の八幡信仰〜八幡縁起絵の展開と創造」に行ってきました。

山口の八幡信仰

元来が情報受け身体質で、相方がリーフレットを新下関駅で発見するまでこの展覧会に全く気がつかなかったうえ、山口の一地方の八幡信仰か〜〜などと少々舐めてかかったところ、リーフレット内に「塵輪(じんりん)」の名を見つけて手のひらを返した次第です。

どちからかというと所蔵品展の「特集:いきもの〜動物・植物・虫をめぐる美術」の方がメインで、こちらのほうは山口の八幡信仰研究報告の体です。美術館の説明には「山口県内に伝わる室町時代から江戸時代の八幡縁起絵巻9点を、特別に展示します。」と明記されていました。

原本を時代ごとに模写、アレンジを加えて行った結果「こだわりの初期(室町時代)〜簡略化された中期〜画力が上がった後期(江戸時代)」となっていたのが観察できて楽しかったのですが、達筆の草書で書かれた文章がほぼ読めなくて残念でした(あまり上手でない文字の方が楷書気味でなんとか読めました)。この絵巻はそもそも一部分だけしか展示されておらず内容が大変気になるので、原文で構わないので全文を写植(フォント)で公開していただきたいものです。

この度の研究論文が収録された「研究紀要」が売店で販売されていたので購入しました。さきほどざっと目を通してみたのですが、この展示会に行くきっかけになった「塵輪」については殆ど触れられていません。縁起の内容で「塵輪という化物があらわれ、仲哀天皇応戦し流れ矢にて仲哀天皇は崩御する」と説明されている部分のみです。
塵輪は長門二ノ宮である忌宮神社の「鬼石」と「数方庭」に由緒のある新羅の武将と伝わる人物ですが(忌宮神社公式HP「境内案内」参照 http://iminomiya-jinjya.com/place)、八幡縁起絵巻で多頭の化物として現れているのは一体どういうことなのか大変気になります。くだんの論文を書かれた教授と学芸員各氏におかれましては、何卒塵輪についても言及していただきたくよろしくお願いします。