漫画用道具購入2010年10月09日 20時01分

猫写真のプリント(下の記事参照)が上がって来る間に、文房具店へ。そちらに行くのも予定のうちでした。

カメラのキタムラから車で5分ほど行った先に、わりと専門性の高い文房具店がありまして、一番の目的は人物デッサン用の鉛筆。いままでシャープペンシルで人物デッサンをしていたのですが、シャーペンはいまいちデッサン向きではないですねー。人によるのかもしれませんけど。

一番目立つところに、一般のサインペンや鉛筆類の棚がありまして、まずはそこで物色。トンボ、三菱に混じって、ステッドラー社製の物がありまして、心が揺さぶられたんですが一本120円弱。トンボと三菱は60〜90円弱。悩んだ末、トンボの“hi-precision DRAFTING”と書いてある物をチョイス。1本63円で、HB、B、2B…のはずだったのに、帰宅後見たらBじゃなくてHが入ってました。BのつもりでHをつかんだようで。10日以内なら交換可能ですが、固めの鉛筆があるのは悪くないかな、と思って芯を削っちゃいました。

店舗の奥にはもっと専門的なデッサン用鉛筆があったけど、まだこういう物を使うレベルじゃないと思い、スルー。この奥のスペースは漫画用道具や洋紙が売ってあって、ヲタクの往来がしのばれます(笑:近くに高校が多くあるのだ:ちなみに店舗内のモニタではエヴァンゲリオンのデモ放映中)。

絵手紙用画材の棚では筆を物色し、面相筆2本(1本420円)と隈取筆(315円)を購入致しました。面相筆はホワイトと細かいベタ(正確には黒髪のツヤ用)。隈取筆は日本画で輪郭を描くときに使う筆ですが、フチをベタ塗りするときに威力を発揮するかもと、大きめのベタ用に。

購入画材

買って来たもの記念写真。鉛筆のラバーグリップとキャップはもちろん鉛筆とは別商品でございます。そして削る太さが選べる鉛筆削り。

で、まったくついでの話ながら、現在使用している漫画用道具達の集合写真。

愛用の画材

Gペン、丸ペン先はゼブラ。20年前に1グロス買って、減る気配無し。

開明墨汁はもう定番で、証券用インクや漫画用墨汁も試してみましたが、自分にはいまいち使い勝手が悪くて、墨汁に戻りました。

ホワイトはDELETERのコミック用。

横にあるのはホワイト用の水入れ。普段はペン立てになってます。実は結婚式の引き出物の、陶器製ビール杯…なんて使い方しとるんだと自分でも思います。

消しゴムは基本こればかりですが、単に手に入りやすいからです。ステッドラーが良いという話が漫画の描き方の本に載ってて、一度試した事がありますが、使い心地の善し悪しはようわかりませんでした。

横にある筆は、現在使用中のホワイト用とベタ用筆。若干筆先が割れて来たので新しい筆を買ったのですが、使い慣れてるので、当分メインで使うのではないかと思われます。

左手前の4本
一番上は名前書きのフェルトペン。ちょっとした擬音書きやベタに使用します。以前は、そういうところにはポスカを使ってました。ポスカは顔料使用つや消しで、ムラが目立たないし、ベタ塗りに使うと墨汁のスミ線が浮き出るので、ホワイトでハイライトや線を入れる時大変便利。ただ残念ながら個体の当たり外れが多く、時々ものすごく使いづらい物があったのです。使わなくなってずいぶん経つけど、まだ販売されてるという事は支持されてるという事だし、改善してたらまた使ってみようかな?

その下のは最近愛用のタチカワの新ペン先。書き文字や、ちょっとしたペン入れに使ってますが、かなり良いです。絵柄によってはこれで漫画描けるかも。

その下は愛用のシャーペンと、トーンナイフ。このトーンナイフもつきあい長いなあ〜。これも20年くらい使ってるんじゃないだろうか。

右手前の4本
一番上のは、からす口。日本でマンガを描いてるプロや同人含めて、一対何人が使っているのだろうかという、ほぼ化石に近い道具です。画材店でも姿を見ません。私がマンガを描き始めた頃(30年ほど前)には既に「過去の遺物」的存在になりつつありました(その頃はロットリングがメジャーになっていた)。このからす口は、その30年前からずっと使ってるヤツで、母に「漫画家になるから買ってくれ」とだまくらかして買わせた“いわくつき”です。
会社がDTP導入前に使っていた、古いけどキレイなからす口をもらったんですが、いまだにこの、サビと乾いた墨汁だらけで使いにくいのを使っているのは、だまくらかした母への負い目があるのかもしれない…けど多分、母はきれいさっぱり忘れてるはず(^▽^;

その下のペンは、からす口のスミさしと化しているGペン。線にメリハリが無くなって、描き心地が悪くなったらこの役目にまわしてます。ぶっとい線を描く必要が出て来たときに、現役復活してもらってます。

で、丸ペンとGペン。ペン先はゼブラ、軸はタチカワ(笑)。

ペン先を全部使い切ったらコミスタ導入を考えようと思ってるんですが、一体いつ使い切るんだという話で、なんだかんだで新しいペン先を買いそうな気がします。でもさきほどゼブラのウェブサイトで調べて来たら、自分が買ったときの倍以上の価格になっててひっくり返りました。

コミスタを導入することになったら新しいMacを買わないと、今持ってるMacじゃスペックが足りないんですが、どっちがコスト的に安いかという事になると、アナログの方なんですよね…。プロならデジタルでも大丈夫そうだけど。

ところで、大して作品を描いてないヘタレ同人の自分が、なぜ突然使用道具の説明をしたかというと、巨匠ぶって「漫画描いてますよー」という記事を書いたら、もしかしたら単純にやる気になるんじゃないかって…。今の私に必要なのは、無駄な自信と単純なやる気だと思いますので。

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