長府ひなまつり ― 2016年02月07日 22時12分
わが町の事ながら全く知らなかったんですが、下関市長府で三年前くらいからひなまつりイベントを開催しているらしく、美術館に行ったついでに長府庭園(http://s-kanrikousha.com/teientop.html)と毛利邸(http://s-kanrikousha.com/mouriteitop.html)におひな様と吊るし飾りを見に行きました。長府庭園も毛利邸も四十数年この地に住んでいて初めて行きましたよ…余りにも身近だと案外行かないもんですねえ。




以下は書院内。ひな人形や下げ飾りはそれほど古いものではありませんが、やはり可愛いものは皆好きらしく、昨日も沢山人がやって来たとか(スタッフの女性がそういってらしたらしい:相方談)。

左方向の青い光は照明ではなく、外からの光です…写真の腕が酷いだけです。

おそらく初参りで使われたであろう小さい着物たち。



こちらは長府観光会館のふぐ雛

長府毛利邸
防府にも毛利邸があるので、念のため「長府」をつけます。
長府庭園の雛たちとおなじく、ひな人形も下げ飾りもごく最近の物だと思われますが、およそ自分の家には縁がなかったので大変雅な気分になります。


おそらく毛利家の姫君着用の打掛。



大内雛。実は現物を見るのは初めてだったりする…四十数年この地(以下略)

他にもまだたくさん写真がありますが、とりあえずこのくらいで。
毛利邸の辺りには神功皇后の宮殿があったという話もあるので、何か面白い物が無いかと庭園を少し歩いてみたけれど、それをやるにはちょっと寒かったですね…もう少し暖かくなってからまた来ます。
ひなまつりイベント自体は3月まであるようですが、吊るし飾りは今日までだったそうで、良いタイミングでした。

長府庭園


上のひな飾りはこの蔵ギャラリーの中にあります。

以下は書院内。ひな人形や下げ飾りはそれほど古いものではありませんが、やはり可愛いものは皆好きらしく、昨日も沢山人がやって来たとか(スタッフの女性がそういってらしたらしい:相方談)。

左方向の青い光は照明ではなく、外からの光です…写真の腕が酷いだけです。

おそらく初参りで使われたであろう小さい着物たち。



こちらは長府観光会館のふぐ雛

長府毛利邸
防府にも毛利邸があるので、念のため「長府」をつけます。

長府庭園の雛たちとおなじく、ひな人形も下げ飾りもごく最近の物だと思われますが、およそ自分の家には縁がなかったので大変雅な気分になります。


おそらく毛利家の姫君着用の打掛。



大内雛。実は現物を見るのは初めてだったりする…四十数年この地(以下略)

他にもまだたくさん写真がありますが、とりあえずこのくらいで。
毛利邸の辺りには神功皇后の宮殿があったという話もあるので、何か面白い物が無いかと庭園を少し歩いてみたけれど、それをやるにはちょっと寒かったですね…もう少し暖かくなってからまた来ます。
下関市立美術館特別展示〜山口の八幡信仰 ― 2016年02月07日 22時06分
どちからかというと所蔵品展の「特集:いきもの〜動物・植物・虫をめぐる美術」の方がメインで、こちらのほうは山口の八幡信仰研究報告の体です。美術館の説明には「山口県内に伝わる室町時代から江戸時代の八幡縁起絵巻9点を、特別に展示します。」と明記されていました。
原本を時代ごとに模写、アレンジを加えて行った結果「こだわりの初期(室町時代)〜簡略化された中期〜画力が上がった後期(江戸時代)」となっていたのが観察できて楽しかったのですが、達筆の草書で書かれた文章がほぼ読めなくて残念でした(あまり上手でない文字の方が楷書気味でなんとか読めました)。この絵巻はそもそも一部分だけしか展示されておらず内容が大変気になるので、原文で構わないので全文を写植(フォント)で公開していただきたいものです。
この度の研究論文が収録された「研究紀要」が売店で販売されていたので購入しました。さきほどざっと目を通してみたのですが、この展示会に行くきっかけになった「塵輪」については殆ど触れられていません。縁起の内容で「塵輪という化物があらわれ、仲哀天皇応戦し流れ矢にて仲哀天皇は崩御する」と説明されている部分のみです。
塵輪は長門二ノ宮である忌宮神社の「鬼石」と「数方庭」に由緒のある新羅の武将と伝わる人物ですが(忌宮神社公式HP「境内案内」参照 http://iminomiya-jinjya.com/place)、八幡縁起絵巻で多頭の化物として現れているのは一体どういうことなのか大変気になります。くだんの論文を書かれた教授と学芸員各氏におかれましては、何卒塵輪についても言及していただきたくよろしくお願いします。
by 八槌せいる [徒然] [感想] [コメント(0)|トラックバック(0)]